私は新築のための土地選びでかなり苦労しました。
いい土地がなかなか見つからなかったのです。
しかし、他のものとは違って、土地は簡単に妥協できるものではありません。
このブログ記事では、いい土地を選ぶために私が気を付けたポイントと土地選びに役立つ情報をまとめてみました。
地盤
私は地盤をとても気にしていました。
私が実際に使用した地盤チェックポイントをまとめました。
電柱
電柱が地盤の強さを教えてくれます。
周囲の電柱を複数観察してみてください。
古めの電柱が複数傾いている場合は、その土地の地盤は緩い可能性があります。
地面の状態
付近の地面をよく観察してみてください。
地面にひびが入っていたり、波打っていたりしたら、その土地の地盤は弱い可能性があります。
土地の名前
水と関連する漢字が地名に付いていないかもチェックポイントです。
以前は川や田んぼであった場所は、軟弱地盤である可能性があります。
地盤情報サイト
地盤情報サイトも有用です。
地盤サポートマップ
地盤サポートマップはとても有用なサイトです。
操作はとても簡単です。
地盤サポートマップの操作手順
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1「まずはマップを見てみる」を選択します
住所が分かる場合は、住所を入力してもかまいません。
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2地図を拡大して目的の土地を表示させます
パソコンの場合:マウスのホイールを回すと拡大できます。
スマホの場合:2つの指で広げると拡大できます。
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3土地を確定します
パソコンの場合:土地の上で右クリックします。
スマホの場合:土地を指で長押しします。
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4「災害リスクをまとめたレポートをみる」を選択します
土地を選択すると、以下の表示がでますので、「災害リスクをまとめたレポートをみる」を選択します
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5表示内容を確認します
上のイラストのように、その土地の貴重な情報を得ることができます。
「揺れやすい」の値が大きい場合は、軟弱地盤である可能性があります。
昔の写真も確認できる
パソコンの場合:左列の「背景地図」から年代を選択すると、その年代の航空写真が確認できます。
スマホの場合:表示画面の上部にある「昔の土地の写真」を選択後に下の方にある年代を選択します
写真から、昔はその土地がどのように利用されていたかを確認できます。
国土地盤情報検索サイト
少し専門的にはなりますが、国土地盤情報検索サイト「KuniJiban」も有用です。
リンク先の「国土地盤情報検索サイト「KuniJiban]を利用する」をクリックすると、地図が表示されます。
地図上の赤丸印を左クリックすると、その土地の実際のボーリングデータを閲覧できます。
「柱状図」をクリックすると、柱状図でその土地の土質区分を把握できます。
これは一次データであるため、かなり信頼できます。
柱状図がよくわからない場合はハウスメーカーの人に見てもらってもいいと思います。
ただ、赤丸の密度がそこまで高くないことが弱点だと思います。
いい地盤を選べるかは運もある
これだけいろいろと気を付けた私ですが、
実際に選んだ土地は、表層がすこし柔らかい土地であったため、地盤改良工事を行いました。
地盤に関しては運もあるため、絶対にいい地盤の土地を選べるわけではありませんが、
後悔しないためにも、事前に調べられることはきっちり調べておくことが大切だと思います。
騒音
土地を選ぶ上で周囲の騒音の確認は重要です。
騒音の発生源としては以下のようなものが考えられます。
自動車
主要な幹線道路や高速道路の近くは要注意です。
細い道路でも抜け道になっていて交通量が多い場合もあります。
鉄道
電車が近くに通っている場合、許容できる音かを確認するといいと思います。
工場などの産業施設
日中や夜間に音が発生する場合があるので要チェックです。
商業施設
人の声や、駐車場での車の騒音が発生する可能性があります。
学校や公園
人によっては気になるポイントなり得ます。
その他の騒音
実際に現地に赴いて周囲の音に耳を澄ましてみることが大切です。
昼間だけでなく、夜間の騒音も確認すべきです。
ゴミ捨て場の奇麗さ
私は、その土地の民度を知る上で、「ゴミ捨て場の奇麗さ」は重要だと思います。
過度に奇麗である必要はないと思いますが、手入れが適度に行き届いているかは要チェック点だと思います。
可能であれば、実際にゴミが出ている状態も見てみるといいかもしれません。
臭い
場所によっては、常に変な臭いがする土地があります。
その土地に赴いたときには、臭いにも気を配ってみるといいと思います。
水害
過去に浸水被害に見舞われたことがあるかを確かめておくといいと思います。
私は、実際に現地に赴き、そこに住んでいる方に話を聞きました。
その土地に長く住んでいる年配の方に聞いてみるのがいいと思います。
他にも聞きたいことがあれば、実際に住んでいる方に聞いてみるといいと思います。
海抜
津波被害が想定される地域であるかは重要です。
海抜も確認しておくといいと思います。
海抜は国土地理院のウェブ地図の「地理院地図」で確認できます。
リンク先の地図の中心にある十字の場所の海抜が画面左下に表示されます。
PFAS(ピーファス)
近年注目され始められた化学物質です。
自治体によっては、水道水から高濃度のPFASが検出されています。
PFASの汚染源としては、川の上流や近隣にある工場や廃棄物であることが報じられています。
水道水中のPFAS値を公表している自治体もありますので、
自分が選ぶ土地の地域の水道のPFAS値を確認してみるといいと思います。
治安
周囲の治安も確認するといいと思います。
特に夜間の治安は重要です。
落書き、ゴミの状況、壊れた街灯が放置されていないかなども治安のヒントになります。
日当たり
晴れた日に現地に赴いて実際の日当たりを確認してみるといいと思います。
まとめ
土地選びにはさまざまなポイントがあるため、優先順位を付けて選ぶといいと思います。
私の場合は、最終的に納得のいく土地を購入することができたのですが、
その土地に巡り合うまでにかなり無駄な労力を使いました。
土地選びに関する私の失敗については、以下の記事を読んでみて下さい。
皆様の土地選びに私の失敗はきっと役立つと思います。