amideとamidoって同じじゃないんですか?
日本語ではどちらも「アミド」なのですが、両者には違いがあります
この記事では、分かりやすくするために、amideとamidoの違いをacetamideとacetamidoを例にして説明します。
AcetamideとAcetamidoの違い
Acetamideとは何か
まず、Acetamideの構造は、以下の通りです。
Acetamideは、この構造を有する有機化合物です。
Acetamidoとは何か
Acetamidoは、ラジカルです。
Acetamidoは、Acetamideが水素を失って生成する1価のラジカルです。
Acetamidoは、化合物を構成する一部分です。
Acetamidoの具体例
文章ばかりで説明していても分かりにくいと思いますので、具体的な例を挙げます。
以下は、N-(2-アセトアミド)イミノ二酢酸(N-(2-Acetamido)iminodiacetic acid)です。
この化合物の中で、acetamidoは、赤で囲ったラジカル部分です。
もう1つ例を挙げます。
以下は、2-アセトアミド-6-ヒドロキシプリン(2-Acetamido-6-hydroxypurine)です。
この化合物の中で、acetamidoは、赤で囲ったラジカル部分です。
これら2つ例のいずれにおいても、acetamidoは、接頭辞として使用されています。
つまり、化合物の一部であると見なされています。
まとめ
このように、acetamideとacetamidoの違いは些細なものですが、これらの違いを理解しておくことは大切だと思います。
特に、日本語の場合、これらのアミドはどちらもアセト「アミド」と表現されることから注意が必要です。
これら2つの違いは、乱暴な説明をするなら、メタンとメチルの違いのようなものです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!